突然ですが、半円グラフって使いこなせますか?
操作自体は難しくないですが、対比などでは非常に役立つ表現方法なので作り方を確認しておきましょう。
基本的な円グラフの作り方はこちらからご覧ください。
半円グラフって?
半円グラフは文字通り、以下のように円グラフを半分にしたものです。
単純に同じ情報量であっても半分のスペースで作れるため、追加情報などを加えたい時には余白が広いので加工がしやすいです。上の例では半円の範囲が上半分でしたが、上下左右どの向きでも作成することは可能です。
半円グラフの作り方
実際に作り方を確認していきましょう。基本的には円グラフの作成方法と同じになりますが、表の作成に工夫が必要です。
先程の円グラフと半円グラフではグラフの参照範囲が実は異なります。
円グラフでは、A1:B3セルが参照範囲です。
半円グラフではA1:B4セルが参照範囲です。
各点数範囲を要素としたら、要素+要素+要素=全体数という考えになります。
(50人+30人+10人=全体人数90人)
円グラフは基本的に割合を示すので、50人/90人・30人/90人・10人/90人という割合になります。
これに対して半円グラフは合計人数もグラフ範囲として加算されているので50人/180人・30人/180人・10人/180人という割合になります。
あとは合計人数の部分だけ削除(透明)にしてあげれば終わりです。
なお、先にデータラベルの追加や書式設定は済ませておいてください。
グラフのデータ系列をクリックすると、赤丸で囲ってある部分にどの部分を対象にしているかを表すポインタが出てきます。今回は合計人数を表すデータ系列だけを選択したいので合計人数のデータ系列を2回クリックしましょう。そうすると合計人数の部分だけが選択できるので、右クリックで「塗りつぶし」→「塗りつぶしなし」を選択すれば半円(状態)になります。
データラベルも同様に消してしまえば完了です。
半円グラフの注意点
半円グラフとさっきから言っていますが、厳密には半円っぽく見せている円グラフです。透明なのですが確かにそこにデータ系列の枠線が残ります。
この部分だけを消すことはできません。またグラフも図形などと同様の扱いになる為、セルに文字や色掛けをしていた場合もその上に透明にした部分が重なってしまいます。
これには図の挿入などで図形から□を選択して入れたり、テキストの挿入などで上から重ねてあげましょう。
重ねる順番は右クリックで変更が出来ます。
組み合わせて意見交換
海派と山派でそれぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかといった対比を出してあげると見やすいです。
ここに更に海派X:山派Yのように全体数の内訳もあれば非常に情報量の多いグラフとして活用することが出来ますね。
まとめ
グラフは様々な組み合わせをする事で使い方や表現の幅が大きく広がっていきます。どのように使うかをまずヴィジュアルイメージを手書きでもいいので書いてから作成するのが上手なプレゼンに繋がっていきます。