【Excel】DATE関数は他と合わせて使う【DATEDIF、WEEKDAYも活用】

悩んでいるDATE関数ってなんだろう?
・どうやって使うんだろう?
・みんなの使い方は?

こんな悩みについてお話していきます。最初に言っておきますがDATE関数を単体で使うシーンはあまりありません。
具体的な使用例も含めて確認していきましょう。

DATE関数って?
具体的な使い方は?
一歩踏み込んで使いこなす。

今回のDATE関数だけでなく、様々な関数においても『組み合わせ』が重要になります。いくつかの関数や書式設定などのノウハウを複合的に使う事が本当の意味で使いこなすということです。


DATE関数って?

DATE関数=日付を算出する関数です。
=DATE(年,日,月)で表します。

今回はA2に年、B2に月、C2に日を入れてD2にDATE関数を入れています。また別件ですが現在の表示は『2018/8/11』となっていますが、

  • 2018年8月11日
  • 18年8月11日
  • 18/8/11

など様々な形での表記パターンがあります。さらに日付の後ろに『(土)』などと曜日も併せて表記したい場合もあるかもしれません。なので、ここで一緒に覚えてしまいましょう。

①、表示したいセルで右クリック→セルの書式設定

②、表示形式で自分の欲しい形を選択

③、②を更にカスタムするならユーザー定義で変更可能

具体的な使い方は?

例えばこんな使い方

  • 締切までの期間日数が知りたい時

①締切までの期間日数が知りたい時

本日の計算は先程のDATE関数で行うか、=NOW()または=TODAY()でやっても構いません。そして締切の日付に関してはDATE関数の形式で行くとB3、C3、D3で表しています。もちろん数式をいれずに直接入力しても構いません。

本日~締切までの日数が知りたいので、

=DATEDIF(E2,E3,”d”)としておくことで間の日数を調べる事が出来ます。

ちなみに『”d”』は日=日数なので、『”m”』と置き換えれば何か月、『”y”』と置き換えれば何年あるのかということも調べられます。

また、複数のセルを使わずにいたい場合は

=DATEDIF(NOW(),DATE(B3,C3,D3),”d”)としてやれば、より省スペース化することも可能になっています。データが入っているセルが多いとごちゃごちゃしてしまうので、うまく使い分けてみてください。

一歩踏み込んで使いこなす。
使いやすいカレンダーを自ら作るという選択肢もあります。
もちろんスマホなどでもいいのですが、実際の業務などと連動させる意味でExcel上でカレンダーを作成しておけば仕事の管理がしやすくなります。

今回は日別カレンダーを作ってみます。

なお、カレンダーを作るにあたって3つの点で使いやすくしてみます。

曜日を自動で変更する
『年』と『月』を変えるだけで自動的に曜日を変更。
曜日の色を自動で変える
条件付き書式設定で『行』の色を変える。
③月の日数毎に表示数を変える
1月なら31日、2月なら28日、4月なら30日。
①曜日を自動で変更する
『年』と『月』を変えるだけで自動的に曜日を変更。
B3セルにまず曜日を入れる数式から用意します。
=TEXT(WEEKDAY(DATE(A$1,C$1,A3),1),”aaa”)
=TEXT(○○,”aaa”)で該当する形式に文字化します。
=WEEKDAY(“日付”,○○)で曜日を決められたパターンで値を返します。
○○の部分にはこのように数字を入れます。今回は○○の部分は1です。よって以下のようになります。
1…日
2…月
3…火
4…水
5…木
6…金
7…土
以上のルールで考えると『5』が該当します。そして、1~7の間で5は木曜に該当するので、=TEXT(○○,”aaa”)で『木』という値を出しています。
②曜日の色を自動で変える
条件付き書式設定で『行』の色を変える。
条件付き書式に関しての基礎知識はこちらをご覧ください。

【Excel】条件付き書式設定の使い方①
Excelで表や計算シートを作っても、いまいちよく伝わりづらいことはありませんか?ただつくるのではなく、データなどを持って客観的事実を「わかりやすく」伝えること=プレゼンが大事です。 資料として見える部分にも伝わりやすさがプレゼンには必要ですよね。 ...

『土』『日』のセルにだけ色を付ける場合は、条件付き書式設定→セルの強調表示ルール→文字列を選び『土』『日』をそれぞれ設定するだけで完了です。
今回は、少しアレンジして「セル」ではなく『行』全体を色掛けしていきます。今回は「新しいルール」を作っていきます。

続いて、「数式を使用して書式設定するセルを決定」で「=$B3=”土”」と以下のように数式を入れていきます。
=$B3=”土”と相対参照で入力していきます。ちなみに相対参照は今回の式で「$B3」とでましたが、「$」は簡単に言ってしまえば「ここが基準だよ!」という意味です。
つまり、
相対参照
$B3=B列は固定(行は可変)
B$3=3行目は固定(列は可変)
絶対参照
$B$3=列も行も固定使い分けは今後必要なので必ず覚えておきましょう。
今回はB列の各行に曜日が入るので、列だけ固定になるので=$B3=”土“になります。

③月の日数毎に表示数を変える
1月なら31日、2月なら28日、4月なら30日。
最少日数は2月の28日なので、29,30,31日が該当しますのでこの3つのセルに数式を入れていきます。
=IF(DATE(A$1,C$1,29)<DATE(A$1,C$1+1,1),29,””)

もし、(○年○月29日)<(○年○+1月1)ならば29日、そうでなければ空欄にするという意味になります。18年8月29日<18年9月1日ならば29日ですので29日は表示されますね。

なおExcel上では日付は1900/1/1から始まっていて、そこから1日毎に1が足されます(1900/1/1=1)。ちなみに2018/8/1は43313となります。
あとは、30日・31日にも同様に数式を入れれば完成です。