「○○を含む」対象の個数や、該当する項目の情報を調べたりしたい。
そんな時使えるのが今回の『ワイルドカード』という機能です。
なお、いきなり余談ですがGoogleなどで検索するときにもこのワイルドカードは使えます。そこも含めて見ていきましょう。
事前に「文字をくっつける方法」を知っておくと理解が早いです。こちらをご確認ください。
ワイルドカードとは?
「○○食品」「田中○○ 有名人」など、○○の部分がうろ覚えだったり幅広く調べたいときに使うのが今回のワイルドカードになります。
『* 』(アスタリスク)を使う事でこれが実現できます。
まずは実際に試してみます。さっそく当ブログの「すんすけブログ」を「*んすけブログ」で検索してみましょう。
かなしい…
それは置いといて、このように該当する部分が不明でも検索できるようになるのがワイルドカードというものです。
実際の使い方
Excelでのワイルドカードの使い方について実際に見ていきましょう。
「東京」と含まれるのが何人分あるかカウントします。
ワイルドカード未使用と使用した場合で比較しやすいように分けてあります。
B10セルには=COUNTIF(B2:B9,”東京”)と東京のセルの個数をカウントする数式を入れました。しかし、セルの情報は「東京都○○区」といった形で「東京」と「東京都○○区」ではセル情報が一致せずにカウントの除外となっています。
これに対してC10セルでは=COUNTIF(B2:B9,”東京*”)と「東京○○」に該当するものすべてをカウントしています。これにより「東京都○○区」もカウント対象になるので結果が6と値が出ています。
COUNTIF関数に関してはこちらをご覧ください。
なお、ワイルドカードは『*』の配置する位置によって使い方が変わります。
応用してみる
先程使ったCOUNTIF関数をCOUNTIFS関数にして、以下のような問題で考えてみましょう。
- ①都内でかつ23区外に住んでいる
- ②勤務地までの通勤時間が60分以内
=COUNTIFS(B2:B11,”東京*”,B2:B11,”*市”,C2:C11,”<=60″)
「”東京*”」で東京都内在住、「”*市”」で23区外になり、「”<=60″」で通勤時間が60分以内の人に絞ることができます。今回のケースだと、B11セルの「東京都武蔵野市」に住んでいる人だけがこの項目に該当しました。
他にもVLOOKUP関数で「一部のみ合致する条件」というのも取り出すことができるようになるので、出来ることの幅が広がるのが今回のワイルドカードになっています。
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