AND関数、OR関数、NOT関数はそれぞれTRUEかFALSEで数式の結果を調べる関数です。
日本語で条件のANDとOR、NOTについて考えるならば
AND=論理式①、論理式②のどちらも当てはまる
OR =論理式①、論理式②のどちらかが当てはまる
OR =論理式に当てはまらないかどうかを調べる
と読んでしまえばいいでしょう。ちなみにANDとOR関数のネストの数は無制限ですがNOT関数は1つの論理式しか調べられません。
これらをどのように使っていくかを見ていきましょう。
ANDとORを組み合わせる(2択がではなく3択にする)
NOT関数は『以外』『○○の反対』
IFやCOUNTIF、演算子が多数出てくるので、不安な方はこちらをご確認ください。
ANDとORを組み合わせる(2択がではなく3択にする)
ANDやOR関数とIF関数を使って3択での条件検索をしてみます。
優秀な人を探すには
=AND(B3>=H$3,C3<H$4,D3=H$5)で休日7日以上、残業40時間未満、遅刻0の論理式ですべてが成立していればTRUEになるのでその人が優秀です。
要改善の人を探すなら
=OR(B3<=H$7,C3>=H$8,D3>=H$9)で休日5日以下、残業40時間以上、遅刻1回の論理式でどれか1つでも成立してしまえばTRUEになるのでORでTRUEになってしまえば要改善になります。
IF関数で両方の関数式をくくってしまえば、
=IF(AND(B4>=H$3,C4<H$4,D4=H$5)=TRUE,G$2,IF(OR(B4<=H$7,C4>=H$8,D4>=H$9)=TRUE,G$6,””))
これでAND関数でTRUEであればG2セル(優秀)、ネストで再度IF関数が入りOR関数でTRUEが入ればG6セル(要改善)になりOR関数でFALSE、AND関数でもFALSEの場合は空欄にしてしまえば3択が完成します。
NOT関数は『以外』『○○の反対』
反対の結果が欲しい場合はNOT関数を使用します。
B10が=COUNTIF(E3:E9,G2)で優秀の人数を出して、B11で=COUNTIF(E3:E9,G6)で要改善の人数を出します。
E10セルを=NOT(B11
また、要改善の人だけ面接をする場合にはF列に
=IF(NOT(OR(B3<=I$7,C3>=I$8,D3>=I$9))=FALSE,”有”,””)
としてあげれば優秀と空欄の人以外を面接『有』に絞り込むこともできます。